BPは追加埋蔵量121%を確保、 2020年末まで年間生産量は増加見込み

発表日:2009年3月3日
BPは昨年新規鉱区の石油・ガスの可採埋蔵量17億バレルが加わり、これにより121%の追加埋蔵量(買収および資産売却を除く)を確保しています。当社が年間生産量を上回る追加埋蔵量の確保を報告するのは、これで連続15年目になります。 

当社は本日、既存のプロジェクトにより2013年末まで生産量の増加を見込めると発表しました。2008年末時点で可採埋蔵量182億バレル、資源ベースで434億バレルを保有しており、今後新規鉱区の発見がなくても、2020年までこの増産を維持できると考えられます。 

BPは可採埋蔵量と未確認資源を合わせて、石油換算で合計616億バレルの資源量を保有していますが、これは昨年と同じペースの生産を43年間は十分に続けられる資源量です。 

本日ロンドンで経営幹部チームから投資家の方を対象としたBPの年間戦略計画が発表されましたが、それを事前に確認した最高経営責任者(CEO)のトニー・ヘイワードは、この18ヵ月間に実現した業績回復によって、厳しい1年になると予想される2009年に立ち向かえるだけの財務面、経営面での企業体力がBPには備わったと述べています。 

「私たちは2009年の様々な難問に正面から取り組むつもりです。そしてできれば、困難を強みへと変えていくつもりです。BPの戦略は長期的に続く戦略です。当社は探鉱・開発や生産などの上流部門で増産を実現しつつあると同時に、精製などの下流部門の再建でも大きな進展を見せています。BPの将来は失われていません。 

「BPの目標は引き続き、株主の皆さまのために次の3つ-将来への投資、配当金支払いによる株主への当期利益の還元、適切かつ健全なレベルの負債比率の確保-の適正なバランスをとることにあります。」 

「当社の考えでは、適正な経常収支とは配当金を支払い続けることと同時に、会社を成長させることであり-そして、業界のコスト構造が調整される中で、当社の財務能力を活用するための-投資を維持することでもあります。」 

ヘイワードはまた次のように述べています。「BPは、原油価格の上昇と同時に進んだコスト上昇に対応するための取り組みを2007年に開始しました。当社のスローガンは『1ドル1ドル、社員一人ひとりが大切だ』であり、当社は固い決意でこのスローガンを実践しています。
「その結果、2008年は1年の大半で原油価格の上昇が続いたにもかかわらず、BPはコストの上昇傾向をなんとかくい止め、ほぼ水平に推移させることができました。当社の今年の目標は、コスト上昇から低下への転換を図るだけでなく、コスト削減を会社全体に徹底させることです。2009年に当社のコストは約20億ドル低下すると見込んでいます」 

来るべき景気回復に備えて投資できる企業、投資の準備を怠らない企業が真にチャンスをものにすると予測するヘイワードは、今年の設備投資について、リファイニング・アンド・マーケティング(石油精製・マーケティング)部門およびオルタナティブ・エナジー部門への投資は減額し、エクスプロレーション(探鉱・開発、生産)部門への投資を維持しながら、2008年とほぼ同程度の200~210億ドルに保つ予定だと述べました。 

「ここ数年間は設備投資には悪い時期でしたが、これからの数年間はずっと良くなるでしょう」とヘイワードは語りました。 

ヘイワードは業績アップが続いている主要(の上流)部門を強調するとともに、2008年に下流部門の基礎収益力が約20億ドル上昇したと述べています。しかし、諸外国と比較して、米国で精製マージンがこの20年以上で最大の落ち込みを記録したため、下流部門の大幅な業績改善は陰に隠れてしまいました。 

「しかし当社の米国における精製体制は、テキサスシティ製油所を含めて今ではフル稼働状態を回復しています。したがって、昨年は精製事業で7億ドルの損失を出しましたが、2009年に黒字転換する可能性は十分にあると考えています。また、簡素化、コスト効率、および燃料生産・販売活動全般にわたる競争力向上の効果も一層現われています。 

「TNK-BPは2008年第4四半期に7億ドルの損失を計上しました。この主な原因は課税時期のずれがマイナスの影響をもたらしたためですが、当期(2009年第1四半期)のこれまでの市況を見ると、TNK-BPは黒字転換すると考えています。 

「当社の上流部門は全体として着実に増産を実現しつつあり、そのおかげで当社は国際石油メジャーで唯一2008年に増産した企業となりました。当社は昨年、2012年まで生産量の増加が見込まれ、既存のプロジェクトから2020年末まで増産を持続できる可能性があると発表しました。現時点で当社は、既存のプロジェクトから2013年まで生産量の増加を見込んでいるだけでなく、平均年率1~2%の間で2020年末まで増産を持続できる可能性があります。
「この増産維持の可能性は、121%の追加埋蔵量と並んで、当社の100周年にあたる今年に挙げるに相応しい立派な記録です。なぜならこれはBPの伝統である探鉱・掘削の技術が失われていない証だからです。また私はBPがプライドと自信、そして新たな目的意識をもって未来に立ち向かうことができると確信しています。こう確信できる理由はたくさんありますが、ひとつにはこの記録がよりどころになっています」とヘイワードは述べました。

将来を視野に入れた記述に関する注意事項:

このプレスリリースに含まれている追加埋蔵量率や資源量は、当社の系列企業や資本参加している組織の分も合わせてあります。 

将来を視野に入れた記述には、とりわけ、生産量の増加、精製販売部門の回復、財務やオペレーションの動き、将来の課題に立ち向かうためのポジショニング、戦略、投資、配当、負債比バランス、デフレ、コスト、投資金額、精製による利益、組織の簡素化による利益、コストの効率化や競争力のある燃料のバリュー・チェーン、そしてTNK-BPの収益いったことが含まれています。こうした事柄の性格上、将来を視野に入れた記述にはリスクや不確実性を含み、また、下記のようなさまざまな要因により、実際の結果が当該記述の内容と異なってくる可能性があります。新規鉱区の立ち上げ時期、工業製品の今後の供給状況、需要と価格形成、オペレーション上の問題、経済全般の状況(含、インフレ)、世界の関連地域における政情の安定および経済成長、法律および政府の規制内容の変更、為替変動、新技術の開発とその利用状況、パートナーシップの成功あるいは失敗、競合他社の活動、自然災害および天候不順、一般市民の期待の変化およびその他の商況における変動、戦争およびテロならびに破壊活動、その他この発表内で取り扱った諸要因。さらに詳しい内容については、当社のアニュアル・レポート2007年版(2008年発行)をご参照下さい。