メキシコ湾原油流出対策の最新情報

発表日:2010年5月13日

BPは本日、メキシコ湾MC252鉱区の事故対策の進展について最新情報を発表しました。

※こちらは参考訳で、正式なリリースは英文のものとなります。

海底噴出源での食い止めと封じ込め

海底作業は、第1に、防噴装置(BOP)を使用した対策を講じて油田からの原油流出を食い止める方法を複数進める、第2に、原油の流出を噴出源で封じ込めて海面に広がる原油量を減少させる試み、の2点に引き続き重点を置いています。これらの取り組みが政府当局および業界専門家と協力して実施されているところです。 

破損した防噴装置の調査が、遠隔操作車(ROV)と各種の診断技術を用いて進められていますが、こうした調査により防噴装置の状態について当社の理解が進むとともに、見込みがある多くの流出防止策をこのまま続行して構わないと分かりました。いわゆる油田の「トップキル」もそのひとつです。

「トップキル」法では、まず、さまざまな密度と大きさの物質(「ジャンク・ショット」とも呼ばれる)を密封材として防噴装置の内部スペースに注入した後、特殊な重液を油井に注入して原油がこれ以上噴出するのを防ぎます。トップキル法は、来週実施の可能性に向けて計画が立てられているところです。 

原油の噴出を海底で封じ込めるため、第2の装置を配備する作業も続けられています。「トップハット」という小型ドームが現場に運ばれ、設置を待つばかりに海底に置かれています。このような装置が水深5,000フィート(約1,500メートル)で使用されたことはなく、成功するかどうかは分かりません。この装置の設置は、ここ数日間のうちに試みられる予定です。 

原油の噴出を海底で封じ込めようとさまざまな方法の試行や検討が行なわれていますが、どの方法も過去にこのような状況で試されたことがないため、かなりの不確定要素が伴います。 

1本目の救助井(リリーフウェル)の掘削は5月2日の日曜日に開始され、現在も作業が続いています。完成までに3カ月程度かかる見込みです。2本目の救助井を掘削する装置は、現在、現場への輸送中で、金曜日までに到着する予定です。

海上での流出対策と封じ込め

海面に浮上した原油を回収・分散する作業は続いています。オイルスキマー(油回収装置)やタグボート、はしけ、油回収船など、530隻を超える船舶や回収装置が対策作業にあたっています。 

対策作業の開始以降、流出した原油に分散剤を撒く散布飛行の回数は120回を超えています。 

海面から原油をすくい取る集中作業も続けられました。これまでに油を含む液体約9万7,000バレルが回収されています。 

原油の沿岸漂着を防ぐ対策の一環として設置されたオイルフェンスの総延長は、現在では120万フィート(約366キロメートル)を超え、さらに40万フィート(約122キロメートル)のオイルフェンスが準備されています。 

BP社員、他企業の社員、政府機関の職員など、現在総勢1万3,000人を上回る人員が今回の原油流出事故対策にあたっています。4つの州から1万6,000人を超える人々がボランティアに登録しています。これまでに請求された損害賠償は6,700件、そのうち約1,000件が既に支払われました。BPのヘルプラインにかかってきた電話は4万6,500本、そのうち約30%が流出対策に役立つアイデアの提供、あるいはその他の援助の申し出でした。 

現在までの対策費は、流出対策費、封じ込め費用、救助井掘削費、メキシコ湾岸州との契約による支払債務、和解費用、連邦費用など、約4億5,000万ドル(約414億円)にのぼっています。
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