メキシコ湾原油流出対策に関する最新情報-5月18日

発表日:2010年5月18日

BPは本日、メキシコ湾MC252鉱区の事故対策の進展について最新情報を発表しました。

※こちらは参考訳で、正式なリリースは英文のものとなります。

海底流出源の制御と封じ込め

海底作業では、防噴装置(BOP)を使用した対策を講じて油井からの原油流出を食い止める方策を進めること、および流出箇所から漏れ出る原油を回収することに引き続き重点を置いています。これらの取り組みが、政府当局ならびに業界専門家と協力して実施されているところです。 

原油が漏れているライザー管の端に、ライザー管に挿入するチューブ・ツール(RITT)を用いて原油流出を封じ込める装置が設置されましたが、これは現在作動しています。この装置が回収し、5,000フィート(約1,500 m)上方の海上に停泊する掘削船ディスカバラー・エンタープライズ号までくみ上げている原油量は日量約2,000バレルと推定されます。くみ上げられた原油は掘削船に貯蔵されていますが、天然ガスのほうは燃やされています。 

RITT装置の流量が増え、破損したライザー管を流れる原油と天然ガスのうち、この装置に取り込まれて掘削船に送られる割合が極限まで増加するには、しばらく時間がかかるものと思われます。 

RITTによる封じ込めは今のところ新しい技術であり、続けて作業することが可能であるかどうか、および原油と天然ガスをとらえるのに効果があるかどうかについては、どちらも確実なことは言えません。原油流出を封じ込める他の案も引き続き進められています。 

BPは、故障した防噴装置を使用した対策を講じ、油井からの原油流出を止めるという案も引き続き進めています。 

いわゆる「トップキル」法と呼ばれる作業の準備が引き続き進められています。この方法は、比重の大きい掘削流体(掘削後の泥水など)を油井に注入して原油と天然ガスの流出を食い止めた後、セメントを注入して油井を密封するというものです。機材の多くは現場にあるため、来週あたりの作業実施を見込んでトップキル法の準備が続いています。このトップキル法と、さまざまな物質を防噴装置に加圧注入して原油の上昇流を封じ込める方法を、場合によっては組み合わせて行なうという案も進められています。 

5月2日に開始された1本目の救助井(リリーフウェル)の掘削作業は続けられています。DDII掘削装置が5月16日に2本目の救助井の掘削を開始しました。この2本の救助井はいずれも、掘削開始から完成まで3カ月程度かかると思われます。

海上の流出対策と封じ込め

海面に浮上した原油を回収・分散させる作業は続いています。スキマー(油回収装置)やタグボート、はしけ、油回収船など、750隻を上回る船舶や装置が作業にあたっています。 

海面から原油をすくい取る集中作業によりこれまでに回収された油状液体は、合計約15万8,000バレル(660万ガロン)になります。原油の海岸漂着を防ぐ取り組みの一環として設置されたオイルフェンスの総延長は、現在170万フィート(約518 km)を上回っています。このうち40万フィート(約122 km)以上が吸着オイルフェンスです。 

BP社員、他企業の社員、政府機関の職員を合わせて1万9,000人を超える人員が、今回の原油流出事故の対策作業にあたっています。これまでに1万5,600 件の損害賠償が請求され、2,700件が既に支払われました。 

5月17日、BPは原油流出による経済的打撃の緩和策のひとつとして、フロリダ州、アラバマ州、ルイジアナ州、ミシシッピ州に対して総額7,000万ドル(約64億9,200万円)の追加支援を行なうと発表しました。この支援金を含め、これまでにかかった対策費用はおよそ6億2,500万ドル(約579億6,300万円)にのぼります。これには流出対策費、封じ込め費用、救助井の掘削費、前回メキシコ湾岸4州に支払われた支援金、和解費用、連邦費用が含まれています。
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