メキシコ湾原油流出対策の最新情報

発表日:2010年5月20日

BPは本日、メキシコ湾MC252鉱区の事故対策の進展に関して最新情報を発表しました。

※こちらは参考訳で、正式なリリースは英文のものとなります。

海底流出源の制御と封じ込め

海底作業では、防噴装置(BOP)を使用した対策を講じて油井からの原油流出を食い止める方策を進めること、および原油を流出箇所で回収することに引き続き重点を置いています。これらの取り組みが、政府当局ならびに業界専門家と協力して実施されているところです。 

原油が漏れているライザー管の端に設置されたRITT装置(ライザー管に挿入したチューブ・ツールにより流出を封じ込める仕組み)により回収されている量は、原油が日量約3,000バレル、天然ガスが日量約1,400万標準立法フィート程度と推定されます。原油のほうは、流出源の5,000フィート(約1,500 m)上方に停泊する掘削船ディスカバラー・エンタープライズ号に貯蔵されていますが、天然ガスは燃やされています。 

RITTによる流出封じ込めは今のところ新技術であり、続けて作業することが可能であるかどうか、および原油と天然ガスを取り込むのに効果があるかどうかについては、どちらも確実なことは言えません。 

BPは、故障した防噴装置を使用した対策を講じて油井からの原油流出を止める案も、引き続き進めています。 

いわゆる「トップキル」法と呼ばれる作業は引き続き準備が進められています。この方法は、比重の大きい掘削流体(掘削後の泥水など)を油井に注入して原油と天然ガスの流出を食い止めた後、セメントを注入して油井を密封するというものです。機材の多くは現場にあるため、数日後の作業実施を見込んでトップキルの準備が続いています。このトップキル法と、各種の物質を防噴装置に加圧注入して原油の上昇流を封じ込める方法を、場合によっては組み合わせるという案も進められています。 

5月2日に開始された1本目の救助井(リリーフウェル)の掘削作業は続いています。DDII掘削装置が5月16日に2本目の救助井の掘削を開始しました。この2本の救助井はいずれも、掘削開始から完成まで3カ月程度かかると思われます。

海上の流出対策と封じ込め

海面に浮上した原油を回収・分散させる作業は続いています。スキマー(油回収装置)やタグボート、はしけ、油回収船など、930隻を上回る船や装置が作業にあたっています。 

海面から原油をすくい取る集中作業によりこれまでに回収された油状液体は、合計約18万7,000バレル(780万ガロン-約3万キロリットル)になります。原油の海岸漂着を防ぐ取り組みの一環として設置されたオイルフェンスの総延長は、現在190万フィート(約579 km)以上になります。このうち50万フィート(約152 km)以上が吸着オイルフェンスです。 

BP社員、他企業の社員、政府機関の職員を合わせて1万9,000人を超える人員が、今回の原油流出事故の対策にあたっています。これまでに約1万9,000件の損害賠償が請求され、8,000件ほどが支払われました。
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