メキシコ湾原油流出対策の最新情報-6月1日

発表日:2010年6月1日

BPは本日、メキシコ湾MC252鉱区における事故対策の進展に関して最新情報を発表しました。本発表は、海底作業が次の段階に移行することを発表した5月29日付リリースの続報です。

※こちらは参考訳で、正式なリリースは英文のものとなります。

海底流出源の制御と封じ込め

「ロアー・マリン・ライザー・パッケージ (LMRP)」にキャップ(栓)を付けて原油流出を封じ込めるシステムを動かす準備が進められています。そのための予備作業が遠隔操作機(ROV)を使用して行なわれています。破損したライザー管をLMRPから切り離すこともそのひとつです(LMRPは、海洋プラットフォーム「ディープウォーター・ホライズン」の作動しなかった防噴装置の最上部にある)。 

このシステムを動かすには、掘削船ディスカバラー・エンタープライズ号から降ろすライザー管に原油噴出を封じ込めるキャップ(栓)を接合し、それをLMRPにかぶせて取り付ける必要があります。油井から流出する原油と天然ガスの大半をとらえて、海上の掘削船に送るためのシステムです。 

ライザー管の切断を含め、このシステムを動かすために必要な作業は、いずれも複雑でリスクが伴い、不明な点があるだけでなく、遠隔操作機を水深5,000フィート(約1,500 m)で操作して行なう必要があります。このようなシステムがこれほどの深海で、こうした状況下で配備された前例はなく、システムの有効性や、原油とガスを封じ込める性能について確実なことは言えません。今のところ、LMRPにキャップを取り付ける作業は今週後半に予定されていますが、準備作業の遅れで日程がずれる可能性もあります。 

LMRPキャップの取り付けにディスカバラー・エンタープライズ号を使用する準備が進められているだけでなく、破損したライザー管も切断する予定ですが、これはつまり、この前に設置されたRITT(原油回収のためにライザー管に挿入するチューブ・ツール)が、主な流出箇所である破損ライザー管の端に今後挿入されることはもうない、ということです。 

5月2日に開始された1本目の救助井(リリーフウェル)の掘削作業は続いており、現在、深さ1万2,090フィート(約3,685 m)まで掘り進んでいます。2本目の救助井の掘削は5月16日に始まりました。井戸が深さ8,576フィート(約2,614 m)に達したところで、掘削は5月26日に一時中断されましたが、5月30日に作業が再開されました。この2本とも、掘削開始から完成まで3カ月程度かかるという見通しに変わりはありません。

海上の流出対策と封じ込め

海面に浮上した原油を回収・分散させる作業、メキシコ湾海岸線の保護作業、および沿岸に漂着した原油の回収・除去作業は続いています。 

スキマー(油回収装置)やタグボート、はしけ、油回収船など、1,600隻を超える船や装置が作業にあたっています。海面から原油をすくい取る作業でこれまでに回収された油を含む液体は、合計約32万1,000バレル(1,350万ガロン=約5万1,098キロリットル)になります。 

原油の海岸漂着を防ぐ取り組みの一環として設置されたオイルフェンスの総延長は、現在1,900万フィート(約579 km)以上になるほか、吸着オイルフェンスも1,800万フィート(約549 km)分が新たに設置されました。 

これまでに約3万件の損害賠償が請求され、1万5,000件以上、総額約4,000万ドル(約36億3,200万円)が既に支払われました。BPのヘルプラインがこれまでに受けた電話は11万件を上回ります。

追加情報

現在までにかかった対策費用は、流出対策や封じ込め、救助井の掘削などの費用、メキシコ湾岸州への支援金、支払済み損害賠償金、連邦費用など、約9億9,000万ドル(約898億9,200万円)にのぼります。今回の事故に関して、他に発生しそうな費用や損害賠償額を算出するのは時期尚早です。
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