メキシコ湾原油流出対策の最新情報-6月7日

発表日:2010年6月7日

BPは本日、メキシコ湾MC252鉱区における事故対策の進展について最新情報を発表しました。

※こちらは参考訳で、正式なリリースは英文のものとなります。

海底流出源の制御と封じ込め

ロアー・マリン・ライザー・パッケージ(LMRP)に6月3日に取り付けられたキャップ(栓)は、油井から流出する原油と天然ガスを回収し、海上の掘削船ディスカバラー・エンタープライズ号に送り続けています。6月5日には、総量1万500バレルの原油が回収され、ガス2,200万標準立方フィートが放出燃焼されました。6月3日から5日の3日間で、原油1万6,600バレルが回収され、天然ガス3,270万標準立方フィートが放出燃焼されました。 

回収効率を最大にするための作業が続いており、原油の回収状況はこれから数日間で改善する見込みです。今回の取り組みの成果を測るまでに数日かかります。 

今回の作業は複雑でリスクが伴い、不明な点があるとともに、水深5,000フィート(約1,500 m)で実施される作業です。LMRPキャップがこのような深海で、こうした状況下で配備された前例はなく、その有効性や、原油とガスを封じ込める性能を保証することはできません。 

回収した原油量、および放出燃焼した天然ガス量は、BPのウェブサイト(www.bp.com)で毎日更新しています。 

LMRPキャップによる封じ込めシステムの他にも、回収量を増やす案の準備が進められています。 

第1案は、「トップキル」作業用に配備されたホースとマニホルド(多岐管)を使用し、石油プラットフォーム「ディープウォーター・ホライズン」の作動しなかった防噴装置(BOP)から原油とガスを取り出し、別のライザー管でQ4000(訳注:トップキルに使われていた海上プラットフォーム)まで送るというものです。これを、LMRPキャップを使ったシステムに加えて実施します。この第1案のシステムは、油井から捕捉する原油とガスの量をできるだけ増やし、封じ込め作戦全体の効率を高めることを目的としたもので、今のところ、6月中旬に段取りが整う見通しです。 

第2案は、LMRPキャップによる封じ込めシステムの耐久性を高めることを目的としたもので、新たに自立式で水深約300フィート(約91 m)の所に浮かぶライザー管に原油とガスを送りこもうとするものです。そして、フレキシブル・ホースが原油回収船に取り付けられます。長期的な原油封じ込め策であるこの第2案は、ライザー管の切り離しや再接続を効率的に行ない、ハリケーン襲来時に状況に柔軟に対応し、作業を最大限に実施できるようにするためのものです。7月初めに実施される見通しです。 

この間にも、5月2日に開始された1本目の救助井(リリーフウェル)の掘削作業は続けられ、現在、深度1万2,956フィート(約3,949 m)に達しました。2本目の救助井は5月16日に掘削が開始され、8,576フィート(約2,614 m)に達しています。防噴装置の試験も続けられています。2本の救助井はいずれも、掘削開始から完成まで3カ月程度かかるとの見通しに変わりありません。

海上の流出対策と封じ込め

海面に浮上した原油を回収・分散させる作業、メキシコ湾海岸線の保護作業、および沿岸に漂着した原油の回収・除去作業は続いています。 

スキマー(油回収装置)やタグボート、はしけ、油回収船など、2,600隻を超える船や装置が作業にあたっています。海面から原油をすくい取る作業でこれまでに回収された油状の液体は、合計約36万8,000バレル(1,550万ガロン=5万8,668キロリットル)になります。 

原油の沿岸漂着を防ぐ取り組みの一環として設置されたオイルフェンスの総延長は、現在、220万フィート(約671 km)を上回っているほか、吸着オイルフェンスも240万フィート(約732 km)分が追加で設置されました。 

これまでに約3万7,000件の損害賠償が請求され、1万8,000件以上、総額約4,800万ドル(約43億7,616万円)が既に支払われました。BPのヘルプラインがこれまでに受けた電話は15万2,000件以上になります。

追加情報

現在までにかかった対策費用は、流出対策や原油封じ込め、救助井の掘削などの費用、メキシコ湾岸州への支援金、支払済み損害賠償金、連邦費用など、約12億5,000万ドル(約1,139億6,250万円)にのぼります。これには、ルイジアナ州バリアー島(註:砂州の一種)建設プロジェクト-沿岸のバリアー島を保護するための土盛りに充てられる-3億6,000万ドル(約328億2,120万円)は含まれていません。今回の事故に関して考えられる、その他の費用や損害賠償金を算出するのは時期尚早です。
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