メキシコ湾岸州の野生生物の保護・回復のため、BPはMC252鉱区の原油回収による純収益を寄付

発表日:2010年6月8日
メキシコ湾岸地域の自然環境および野生生物の生息地を回復する取り組みの一環として、BPは本日、MC252鉱区の原油回収による純収益を提供し、新たに基金を設置することを発表しました。ルイジアナ、ミシシッピ、アラバマ、フロリダの4州の海岸線一帯において、野生生物の生息地を新たに作る、回復させる、あるいは生息地の保護および状況改善などに取り組むための基金です。この基金の設置は、米国油濁法(1990年)に従いBPが履行すべき義務に加えて実施されるものです。 

海面の原油をすくい取るスキミング作業、ならびに油井制御システムで回収した原油の売却で生じるBPの純収益が、この新たに設置される基金に預託されます。現時点でBPは、この基金に預託される純収益の総額を予測することはできません。基金の総額は、回収される原油の総量、ならびに原油の売却価格によって変わります。BPは基金への預託金の総額について最新情報を定期的にお知らせいたします。 

「われわれは既に史上最大の環境対策を開始しており、BPはメキシコ湾岸の生態系と野生生物の保護に全力で取り組んでいます。MC252鉱区から回収された原油の売却益は、この取り組みを押し進めるために使われます」とBP最高経営責任者トニー・ヘイワードは述べています。「この基金は、メキシコ湾岸地域の自然環境に大きくプラスに働くものと考えます」 

野生生物基金の創設は、メキシコ湾岸州とその地域住民を支援するBPの取り組みのなかで最新の取り組みです。2010年5月24日にBPは、掘削施設ディープ・ホライズンの事故、ならびに事故関連対策がメキシコ湾の海洋や沿岸の環境に与える影響を調べる公開調査プログラムに対して、5億ドル(458億5,000万円)を上限として資金提供すると発表しています。

野生生物基金に関するQ & A

■ BPが基金に寄付する金額はどの程度になりますか?

具体的な数字はまだ出ていません。スキミングと油井制御システムで回収される原油量、および原油の売却価格で金額は変わります。回収された原油はメタノール(LMRP制御システム内でハイドレートが形成されるのを防ぐために、油井の噴出源に注入される化学物質)の濃度が非常に高く、したがって、回収原油は通常の原油よりも売却価格が低くなるものと思われます。 

BPは基金に預託される収益に関して、定期的に最新情報を公開いたします。

■ 今回の原油流出が野生生物に与えた汚染の除去作業に対して、BPはすでに資金負担を求められているのではありませんか?

油濁法(1990年)ではBPは責任ある当事者とみなされ、原油流出で被害を受けた湾岸地域の野生生物の洗浄・回復に資金を提供することが求められています。BPは法律が定めるこうした義務をすべて履行いたします。新たな基金の設置は、法律が定める義務に加えて行なわれるものです。

■ 純収益とは何ですか?

回収原油の売却で生じた総収益から、米国政府へ支払われるロイヤルティ(利権料、18.75%)を差し引いた金額です。残りの金額が純収益とみなされます。純収益のうちBPの取り分である65%が基金に提供されます。(純収益の残り35%は、リース権による取得権益の共同所有者に支払われます。) 

言い換えれば、BPは純収益のうち自社の取り分(売上総額の約53%)を基金に寄付するということです。

■ 基金は何に使われますか?

メキシコ湾岸4州(ルイジアナ、ミシシッピ、アラバマ、フロリダ)の野生生物プログラムに資金を提供します。油濁法で義務付けられたプログラム以外のプログラムにも資金が提供されます。こうした資金は、野生生物の保護や回復を中心に活動する州の機関と非営利団体に提供されます。資金提供の手順やプロジェクトに関する詳細は、現時点ではまだ決まっていません。

■ 資金提供はいつ終わりますか?

MC252鉱区の油井に泥水が圧入されて油井からの原油流出が止まれば、収益の基金に対する預託は終了します。