メキシコ湾原油流出の最新情報

発表日:2010年7月12日

BPは本日、メキシコ湾MC252鉱区における事故対策の進展について最新情報を発表いたしました。

※こちらは参考訳で、正式なリリースは英文のものとなります。

海底流出源における制御と拡散防止

全米事故対応司令官(National Incident Commander)の承認を得て、BPはこの週末に、ディープウォーター・ホライズンの作動しなかった防噴装置に被せてあるロアー・マリン・ライザー・パッケージ(LMRP)キャップを新たなシーリング・キャップに置き換える作業を開始しました。 

シーリング・キャップの取り付けは予定通り進んでいます。7月10日(土)の午後12時40分頃(米国中部夏時間)、ディスカバラー・エンタプライズ号がLMRPキャップを取り外しました。最初に、ボルト6個をLMRPのフランジと一緒に取り外すなどの作業が行なわれた後、既存のフランジにトランジション・スプールが取り付けられました。次の工程は、3つのクロージング・ラムがあるキャッピング・スタックの取り付けです。 

海上プラットフォームQ4000の原油拡散防止システムは、引き続きMC252鉱区から原油とガスを回収しており、船上では原油とガスの燃焼処理が安全に実施されています。 

(生産船の)ヘリックス・プロデューサー号による原油拡散防止のシステムは、拡散防止作業の強化に先立ち、原油とガスの回収量を増やして回収を始めるための試運転を行なっているところです。 

7月10日には、合計約1万5,200バレルの原油が回収あるいは燃焼処理され、3,520万立方フィートのガスが燃焼処理されました。具体的には、ディスカバラー・エンタプライズ号につながれたLMRPキャップによる回収システムで原油7,096バレルが回収され、Q4000で8,100バレルの原油が燃焼処理されました。LMRPキャップが取り外されて、ディスカバラー・エンタプライズ号から回収される原油量は7月10日に低下しました。これ以降、同号からの原油回収は中断しています。
7月10日現在、LMRPキャップおよびQ4000の拡散防止システムで回収あるいは燃焼処理された原油の総量は約74万9,100バレルです。回収あるいは燃焼処理された原油・ガスの量については、BPのウェブサイト(www.bp.com)で毎日2回情報を更新しています。 

原油回収の回収能力の追加、および柔軟性の高い方法を用いて、回収能力を最終的には日量6万~8万バレルに増やすための準備も行なわれているところです。こうしたプロジェクトは今のところ7月末に稼働開始を予定しています。 

シーリング・キャップ、Q4000のシステム、可動式ライザー管、計画中の新たな原油拡散防止方法など、いずれの方法も、深海のこうした条件下で配備されたことがないため、原油・ガスの回収あるいは燃焼処理の有効性や性能を保証することはできません。 

5月2日に開始された1本目のリリーフウェル(救助井)の掘削作業は続けられています。7月11日には実測1万7,810フィート(約5,428 m)の深度に到達し、10回目の「レンジング(位置確認作業)」作業が完了しました。直径9 7/8インチの掘削坑にケーシングとセメンチングを施す作業を終え、レンジング作業をさらに何度か実施すれば、リリーフウェルは深度約1万8,000フィート(約5,486 m)で元の油井と交差する予定です。その後、特殊な重液をリリーフウェルに流し込み、堆油層からの原油・ガスの流出を食い止めて封鎖する作業が開始されます。5月16日に作業が開始された2本目のリリーフウェルは、現在、深度1万6,000フィート(約4,877 m)まで掘削が進み、セメント・ケーシングの準備中です。不確実な点はありますが、現時点では、8月前半までに1本目のリリーフウェルが完成し、油井の封鎖作業が実施される可能性が高いという見通しに変わりはありません。

7月10日までの海上での流出対策と拡散防止

海面に浮上した原油の回収・分散作業、メキシコ湾の海岸線を保護する作業、および海岸に到達した原油の回収・除去作業は続いています。 

約4万6,000人の人員、6,400隻を超える船舶、数十機の航空機が対策作業にあたっています。 

海面から原油をすくい取るスキミング作業で、7月10日には2万5,000バレルを超える油状液体が回収されました。スキミング作業により、これまでに合計約72万238バレル(3,025万ガロン=約1億1,446万リットル)の油状液体が回収されています。スキミング作業の他に、海面での原油焼却作業がこれまでに286回実施され、推定23万8,095バレルの原油が除去されました。 

原油の海岸漂着を防ぐ取り組みの一環としてこれまでに配備されたオイルフェンスの総延長は、310万フィート(587.12マイル=約945 km)を上回ります。

追加情報

7月10日現在で、これまでに10万5,000件近くの損害賠償が請求され、そのうち5万2,000件以上、総額約1億6,500万ドル(約146億5,860万円)が支払われました。 

現在までの対策費用は、流出対策や原油の拡散防止、リリーフウェルの掘削などの費用、メキシコ湾岸州に対する支援金、支払われた損害賠償金、連邦費用など約35億ドル(約3,109億4,000万円)に上ります。6月16日にBPは、米国政府と合意した一連の対策を発表しました。今回の原油・ガス流出に起因する債務弁済のために200億ドル(約1,777億8,000万円)の基金を設置することもその一つです。今回の事故に関連して、その他の費用および債務がどの程度生じるか、具体的な金額を挙げるのは時期尚早です。
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