BTCパイプライン、ジェイハンで1000隻目のタンカーに原油を出荷

発表日:2009年12月18日

BPがオペレーターであるバクー・トビリシ・ジェイハン(BTC)原油輸出パイプラインは、本日、1000隻目のタンカーに原油の積み込みを開始致しました。この原油はバクー近郊のサンガチャル・ターミナルからアゼルバイジャン、グルジア、トルコを経てジェイハンへと輸送されたものです。

1000隻目にあたるブリティッシュ・ケストレル号は12月17日にジェイハン海上ターミナルに到着しました。積み込みが完了次第ロッテルダムに向けて出航する予定です。 

現在、999隻目のタンカーと共に荷積み作業中のブリティッシュ・ケストレル号には原油約60万バレルが積み込まれます。BTCパイプラインから世界市場へと送られるこの原油は、主にカスピ海海域アゼルバイジャン共和国領のアゼリ・チラグ・グナシュリ(ACG)鉱区とシャー・デニズ(Shah Deniz)鉱区から供給されています。次の1001隻目のタンカー、バクー号はアゼルバイジャンの国営石油会社SOCAR所有の原油を積み込み、今週末中(訳注:12月19日中)に出航予定です。 
これまでにBTCパイプラインから輸出された原油総量は約7億9,100万バレル(約1億600万トン)となっています。現在、BTC経由で輸出される原油は日量約85万バレル、現在までの最大日流量は1兆65億500万バレルとなっています。 

「世界最高レベルの設備として設計されたBTCパイプラインは、現在まで非常に高い輸送効率を発揮しています。1000隻目の原油タンカーがジェイハンから出航することは、3年半に及ぶ安定的かつ効率的なパイプライン操業の節目となる素晴らしい出来事です。2006年に操業を開始した同パイプラインは、これまで一日たりとも運転休止事故を起こすことなく、延べ2,000万時間を超えて安全運転を続けるという素晴らしい業績をあげています。これはBTCの運転担当チームが安全第一の企業文化を築き上げ、パイプラインの全経路にわたって現在も徹底した安全管理が行なわれている成果です。さらに、今まで同パイプラインのオペレーションには年間1,500万kmを運転させる必要がありましたが、この地球300周分を超える長距離の隅々に至るまで安全運転が実施されてきたことを私は特に誇りに思っています。BTCオペレーションズ・チームが成し遂げた本当に素晴らしい業績です」とアゼルバイジャン輸出業務担当マネージャー(Export Operations Manager)のエルハン・ママドフ(Elkhan Mammadov)は述べています。 

「このように大きな節目を迎えただけでなく、BTCは持続的成長プログラムを実施し、地域社会における技能・能力の育成と、地域住民の社会インフラへのアクセス向上を目指し、地域住民が安定的な生計手段を獲得するのに貢献しようと努めてまいりました。当社事業地域の住民の皆様から賜りましたご支援ならびにご協力に感謝申し上げますとともに、パイプラインの稼働に日夜携わり静かで効率的な運転にお力をお貸しくださっている3ヵ国の大勢の皆さまに対してお礼申し上げます。また、トルコ国内およびジェイハン・ターミナルのパイプライン・オペレーターであるボタス・インターナショナル社(BIL)がなければ、この1000隻という節目を迎えることはできませんでした。同社に対してもお礼申し上げます」と、BPの陸上オペレーション担当バイス・プレジデントのケンプ・コープランドは述べています。 

パイプライン操業会社BTC Co.の株主構成は、BP(オペレーター、30.1%)、AzBTC(25%)、Chevron(8.9%)、Statoil(8.71%)、TPAO(6.53%)、ENI(5%)、Total(5%)、伊藤忠商事株式会社(3.4%)、国際石油開発帝石ホールディングス株式会社(2.5%)、ConocoPhillips(2.5%)、Hess(2.36%)となっています。

ご参考:

全長1,768kmのBTCパイプラインは、混雑しているトルコ海峡の通行量を増大させずに、日量100万バレルを超える原油をカスピ海から安全、確実に輸送することができます。 

パイプラインには直径46、42、34インチのパイプが使用され、敷設されている3ヵ国に8ヵ所のポンプ・ステーションと98ヵ所のバルブ・ステーションが設置されています。また、当パイプラインは途中1,500を上回る河川を越え標高2,800メートル地点を通過して、ジェイハン海上ターミナルに到達しています。 

当パイプラインのプロジェクトが開始されて以来、BTC社は持続的開発プロジェクトに対してアゼルバイジャンだけでも1,000万ドルを費やしています。3ヵ国では約6,400万ドルを費やしています。同社はパイプラインのルート上にある550の地域社会(約73万人)と協力し、1,000を超える持続的開発プログラムを実施してきました。こうした協力関係と開発プログラムは今後も継続されます。