BP、米国下流事業を再編:テキサスシティ、カーソンの2製油所の売却を発表

2011年2月01日
BP p.l.c.(ビー・ピー・ピーエルシー)
世界の需要変化に対応し、BPは本日、米国におけるリファイニング・アンド・マーケティング部門の戦略を転換し、製油所2ヵ所を売却する方針を発表しました。テキサスシティ製油所(テキサス州)、およびカーソン製油所(カリフォルニア州ロサンゼルス近郊)に加えて、この2製油所に付随するカリフォルニア州南部、アリゾナ州、ネバダ州における総合販売事業の買い手を求める意向です。監督官庁などの承認によりますが、BPはこの売却を2012年末までに完了する予定です。売却完了により米国におけるBPの精製能力は半分に縮小されます。 

BPは今後、米国の下流事業に対する投資を、この2製油所より収益性に優れた精製・販売ネットワークの整備と改善に集中させる方針です。その中心となるのは、ホワイティング製油所(インディアナ州)、チェリー・ポイント製油所(ワシントン州)、およびBPが株の半分を保有するトレド製油所(オハイオ州)の3ヵ所です。これらの製油所は、重質原油を含みさまざまな原油の精製に対応できる高い柔軟性を有しているだけでなく、ディーゼル油では、BPが現在保有する製油所の平均精製能力を上回っています。また、これらは、BPのマーケティング部門との整合性も高く、性能の高い集約された物流施設の効果が十分に生かされる製油所です。 

BPは、テキサスシティ製油所、カーソン製油所、ならびにこれらに付随する販売網を継続事業として売却する意向ですが、これらの資産に対する市場の関心は極めて高いと予測しています。売却には監督官庁などの承認が必要となります。また、テキサスシティ製油所に関連して監督官庁から現在課されている義務の履行は、すべての取引に明記されるとBPはお約束します。 

「BPの燃料、潤滑油、石油化学製品の3事業にとって、米国が非常に重要な市場であることに変わりはありません。本日発表した2製油所の売却によって、BPの精製能力と販売能力は縮小されますが、残りの事業資産は十分に体制が整備され、競争力が極めて高いものになるでしょう」と精製・販売部門担当の最高責任者イアン・コン(Iain Conn)は述べています。「売却予定の事業は、他の石油会社にとって非常に魅力の高い事業になると確信しています」 

ロサンゼルスの南に位置するカーソン製油所は、カリフォルニア州南部からアリゾナ州、ネバダ州に及ぶ総合販売網の中心です。その精製能力は日量26万5,000バレル、ロサンゼルスのガソリン需要の25%程度を供給しています。2000年のアーコ(ARCO)社買収によりBPの傘下に入りました。従業員数は約1,200人、500人の下請け業者を抱えています。