bpは、 JERAとともに、50:50の出資比率で新合弁会社「JERA Nex bp」を発足しました。
JERA Nex bpは、グローバルに洋上風力発電事業の開発・所有・運営を行っていきます。新会社の運営資産と開発プロジェクトの持分ポートフォリオは13GW規模で、設置容量1GW、開発パイプライン7.5GW、並びに確保済みリース4.5GWを含みます。
JERA Nex bpは、既存のグローバルパイプラインからプロジェクトの規律ある優先的な開発に焦点を当てつつ、欧州とアジアにおける既存資産の安全かつ効率的な運営を継続します。また、価値に基づくプロジェクトポートフォリオの継続的な優先順位付けと最適化を追求し、外部資本へのアクセスと競争力のある資金調達を活用していきます。
JERA Nex bp CEO、ナタリー・オースターリンク氏は次のように述べています。:
「JERA Nex bpは、強固な運営ポートフォリオと広範な開発パイプラインを基盤に事業を開始します。私たちは、東西の卓越した各エネルギー企業の経験・リレーションシップ・調達力そして独自のグローバルアクセスを兼ね備えた、高度な能力を持つ2つのチームを統合しました。これにより、洋上風力発電から新たな価値を創造するための専門知識と経験を獲得し、この分野で世界のリーディングカンパニーとなることになります。」
bp ガス・低炭素エネルギー担当エグゼクティブ・バイスプレジデント、ウィリアム・リン氏は:
「本日のJVの発足は、JERA Nex bpにとって重要なマイルストーンの遂行です。私たちは、この世界トップクラスの洋上風力開発企業とのパートナーシップを誇りに思います。この合弁事業により、bpは、この10年 と次の10年にわたって脱炭素電力の選択肢を継続して維持し、より重要な価値の実現を図り、低炭素エネルギーポートフォリオの最適化と資本効率化を推進することができます。」
「JERAは、卓越した運営と開発ポートフォリオ、そして豊富な専門知識と補完的な能力を有する素晴らしいパートナーです。規律ある価値重視の開発により、JERA Nex bpはグローバルなプロジェクトパイプラインの進展させる強力なプラットフォームとなるでしょう。」と述べています。
JERAの常務執行役員 Chief Renewable Energy Officer (CREO)兼JERA Nex CEOの矢島聡氏は次のように述べました:
「今日はJERAの再生可能エネルギー戦略における画期的な日です。bpとのパートナーシップは、JERAの再生可能エネルギー戦略全体の成長軌道を加速させ、合弁会社設立の完了は、JERA Nex bpが長期的な成功を築くための強さとアジリティを示しています。両社の支援を受けて、JERA Nex bpは、世界の脱炭素化されたエネルギーの未来を実現する上で、重要な礎となるでしょう。」
日本におけるプロジェクトの開発と運営に特化したJERA Nex bp Japan合同会社も8月1日に発足しました。JERAの元執行役員である山田正人氏がCEOに任命され、JERA Nex bpのCEOに報告する役割を担います。
bpとJERAは長年のパートナーシップを築いてきました。JERA Nex bpは、JERAのプロジェクトの実現と安全な運営における専門性と、bpのオフショアエネルギー分野での経験を組み合わせた両社の補完的な強みを結集します。
合弁会社は、両社の深いエンジニアリング・技術・プロジェクト管理の専門性及び確立された調達能力とネットワークを活かしてまいります。
JERA Nex bpはロンドンに新本社を構え両社より選抜された経験豊富な経営陣で構成されるチームがこれを率いて行きます。このチームは、グローバルなアクセスとローカル市場の両面での洞察を提供します。
経済産業省審議官 松尾剛彦氏:
「世界有数の知見・経験・技術力を有する日英企業が連携する意義は非常に大きいと思う。世界最大級の洋上風力エネルギー会社として、世界における洋上風力の推進をリードしていくことを大いに期待しています。」
英国対日貿易担当特命大使シャロン・ホジソン氏:
「bp と JERA Nex が英国を拠点とする合弁会社を設立し、世界最大級の洋上風力発電の開発・運営会社となったことは大変喜ばしいことです。これは、クリーンエネルギーソリューションの推進における日英の協力関係の強化を示す、新たな力強い一例です。」
詳細については、www.jnbp.com をご覧ください。